Little Halftime Talk Soccer Columns in Jweekly - San Francisco Bay Area Japanese Newspaper 18 歴史に残る 移籍市場 CONTENTS 2021/09/03 掲載 　クリスティアーノ・ロナウドのマンチェスターユナイテッド移籍が決まった。唐突に決まったロナウドの古巣復帰は世界を驚かせた。これでもう2021年夏の移籍市場が歴史に残るものになったのは間違いない。これまでにすでにメッシやセルヒオ・ラモスといったベテラン、更にはジェイドン・サンチョやジャンルイジ・ドンナルンマといったこれからを担っていく若手がビッグクラブに移籍している。 　そして今回の移籍市場で凄いのがこれだけのビッグネームが移籍していながら、更にアーリング・ハーランドとキリアン・ムバッペという若手の二大巨頭の移籍が噂されているのだ。ハーランドが所属するドルトムントは前述のサンチョを放出したことからこれ以上主力を移籍させることはないと思われていた。しかしチェルシーなどのビッグクラブはかねてからハーランドに対して巨額のオファーを送っており、まだ今後どうなるのかは読めない。一方ムバッペはレアルマドリードでプレーすることが夢であると公言しており、今移籍しなくても現行契約が切れる来夏には移籍することが確実視されている。契約が切れてしまった場合移籍金はかからないため、今売却し、大金を得ることもオプションの一つなのは間違いない。また、レアルマドリードはすでにムバッペに対して（こちらも）巨額のオファーを送っており、数日中に成立するかもしれない。 　サッカーは知れば知るほど面白くなる。主にアメリカの一強であるバスケや野球に比べて、ヨーロッパを中心に全世界を巻き込むサッカーはニュースに事欠かない（と思っている）。毎日なにかしら起こっているし、その全部を追うには一日が何時間あっても足りない。それ故、ニュースが移籍関連のもので埋まっているのは珍しいし、こういうことがあると歴史の証人のようになったように感じられる。だからこそ僕はサッカーから離れられないのかもしれない。 WRITER：菊地俊平 日韓W杯が開催された2002年日本生まれ。在米8年。サッカー歴12年。 ポジションはMFまたはFW。好きな選手は松井大輔。来春から日本で大学生！